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田舎のお餅屋さんの一日

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田舎おこわ

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こんにちは。

すこしづつ春の近づきを感じる、こちら岡山県真庭市です。
みなさんの地域ではいかがでしょうか。


本日はうちの商品の中で、餅米を使ったもう一つの主軸、
「おこわ」のシリーズから「田舎おこわ」をご紹介いたします。

昔ながらの田舎の味。
おばあちゃんの味。

大変、手間と時間はかかりますが、とても美味しくて、皆さまから永くご愛顧をいただいております。


それでは、早速作り方のご紹介を。
(作業手順が多いので、今回は少し写真が多めになっております)


まずは、干しシイタケをお湯でもどし、具となる椎茸、人参、蒟蒻、竹輪、ごぼう、鳥肉を切っていきます。
また、同時にトッピングにする、人参、きぬさや、銀杏、筍も準備していきます。
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牛蒡はささがきで。
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こちらが具となる材料の一覧。
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こちらがトッピングの一覧。トッピングは時期によって様々に変えていきます。
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具が用意できましたら、鳥肉から火を入れ、鳥肉に火が入ったら他の具も入れ、炒めるというよりも具全体に
油をまわしていきます。
やさしく。やんわりと。
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そして、椎茸の戻し汁を鍋に入れ、ひと煮立ちさせ灰汁を丁寧に取ります。
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そして、秘密の合わせ調味料で味を整えます。





具と汁を分けて、荒熱をとります。
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と、ここまでが仕込みになります。



・・・そして早朝。



前夜から浸水させていた餅米を蒸し器で蒸します。

こちらがその蒸し器!
いぶし銀の渋さを放っています!!
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こちらが蒸しあがった餅米。
ほんわり、やんわりとして、とても美味しそうです!
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そして、蒸しあがったら、仕込みで別々にしておいた汁を全体にかけ、塊状になった米をつぶすように、
切っていくようにして混ぜていきます。
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具を入れ、まんべんなく行き渡るように丁寧に混ぜていきます。
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手早く、愛情をこめて!
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そして、もう一度、蒸し器にかけます。

そうしてできあがったのがこちら。
湯気でモワモワしてますが、おこわ独特の懐かしい、美味しい香りが漂ってきます。
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もう一度蒸すことによって味が一体化するんですね。
大事なポイントですね!
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そして、全体を再度混ぜ、手早く冷めないうちに容器に盛りつけて完成!
(冷めてしまうと餅米なので、固まって盛り付けるのが大変になってしまうんですね)


実はここからの盛り付けもなかなか手間だったりと、本当にとても大変な一品です。

でも、だからこそ一年を通じて、お客様に愛していただけているのかな、と「息子」ながらに思っています。


そして、盛り付けてみましたのが、こちら。
「父」お手製のお漬物をそえて。
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こちらは、ちょっと日が経ったときのアレンジで「おこわ焼きおにぎり」です。
葱味噌をちょこっと添えて。
パリッと、モチッとおススメです!
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と、こんな感じの本日でしたが、いかがでしょうか?

最後までおつきあいいただき誠にありがとうございました。

それではまた来週、お会いしましょう♪



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※今回も申し訳ございませんが、通販に対応していない商品となります。
  毎回、遠方の皆様には誠に申し訳ございません。
by isshinnh | 2012-02-24 11:23 | 商品

よもぎ餡餅

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こんばんは。

天候が不順で寒さも続きますね。
皆さまお体の方は大事ないでしょうか?


今回は、うちの商品でも人気の非常に高い「よもぎ餡餅」をご紹介いたします。

お話は「餡子」からはじまります。
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うちの餡子は勿論自家製。
丁寧に仕込んだものをご提供させいていただいております。

その餡子の元となる「小豆」。
その名を『備中大納言小豆』といいます。
その中でも、うちのお餅とマッチする味のものを選んで仕入れています。

小さいながら、こだわるところはこだわっています!

そんな小豆ですが、少量ですがうちの畑で作ったものも使っています。
私の96歳の「祖父」と93歳の「祖母」が作ってくれた小豆です。

こちらがその光景
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殻につつまれた状態の小豆を干して、一個づつ手作業で取り出していきます。
そして「唐箕(とうみ)」呼ばれる昔の農機具で細かいゴミと小豆を分別していきます。
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父と祖父母の3ショットです。
そして、また乾かしてようやく使える状態に。


そんなこんなでこうした餡子ができるんですね。
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ちなみにレシピは秘密。
(なので写真も少なめです。すみません・・・)


餡子づくりにはとてもパワーが必要です。
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「母」、がんばっています!
そしてできた餡子は甘さを極力抑えた「ほっ」とした素朴な味わいをしています。
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餡子ですと、上菓子の茗荷谷「一幸庵」、どらやきの上野・日本橋「うさぎや」、東十条「草月」、
大福の白金高輪「松島屋」が有名ですが、うちの味付けは有名店とは間逆の「田舎らしい味」を
追求しています。

田舎のおばあちゃんのお家で、こたつに入っていただくような、本当に「ほっ」とする味ですね。


そして餡子をよもぎのお餅に包むわけですが、ここからは父の登場。
不器用な「父」ですが、さすがに364日、日々作り続けているだけにお手のものです。

その手さばきの一連をご紹介。
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鮮やかな手際です。

ちなみに「息子」は餡子を包むのは少し苦手です苦笑



そうしてできたのが、こちら。
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こんがりと焼いてみました。

餡子がとろりと美味しそうです♪

一度食べると誰もが思わず「ほっ」とする美味しさで、大変ご愛顧いただいております。



という感じの「よもぎ餡餅」のご紹介でした。

お楽しみいただけましたでしょうか。

それでは、また来週。

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※当工房では保存料を一切使わないため「よもぎ餡餅」は、
 通販ができません。遠方のお客様には大変申し訳ございません。
by isshinnh | 2012-02-16 15:27 | 商品

吉備津神社

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今回は、昨日、神社にお参りに行ったので、岡山の「観光案内」としてご紹介いたします。

早々に仕事を切り上げ、出発!(元旦以外、364日営業なのでいつもこんな感じになっています)
出掛け早々スゴイ雪に見舞われました。。。

うちは元旦には昔から近くの神社にお参りに行くのですが、昨年、私が非常に災厄が多く、
(バイクで事故って10mふっとんだりなど)厄除けにもうひとつ神社に参るようになりました。


目指す場所は「吉備津神社」。
岡山市にある由緒正しい神社で、歴史に詳しい方はご存じかも知れませんね。
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到着した頃には晴れていました。よかった。。


こちらがその「吉備津神社」。
なにか神秘的なのですが、荘厳というよりはどこか柔和な印象をもつ神社です。 
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神様は「大吉備津彦命」。
本殿と拝殿は国宝に指定されています。

入り口には見事な松や風情のある風景が眺められます
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温かい日には一日中ぼーっとできそうな感じです。


そして正門への階段。
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段々と神聖な空気が身を包んでいきます。

こちらが国宝の本殿。日本で唯一の建築様式だそうです。
(神仏を写すのは苦手なので、一部だけですみません…)  
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こちらの「吉備津神社」、実は創建が不明なんですね。
そこもまた神秘性を増してくれます。


お気づきの方も多いかもしれませんが、こちらの神様の「大吉備津彦命」、
犬、猿、雉をつれて鬼退治をした桃太郎伝説のモデルの一つと言われています。
と、いうのが、桃太郎伝説自体が各地方にあり、近くですと讃岐にも伝わっています。
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こちらの神社ではその「鬼」となった「温羅(うら)」を打ち取り、その首を釜の下に埋めた「鳴釜神事」
という特殊行事があり、上田秋成の『雨月物語』で「吉備津の釜」として、この神事にちなんだ物語も
描かれています。
この「温羅」、伝説では「鬼」とされていますが、この一帯を支配していた百済の王子とも、優れた製鉄技術を
もっていた地方豪族とも言われています。

そこに中央から派遣されたのが「大吉備津彦命」。
ちなみに『日本書紀』によると孝霊天皇の第3皇子で、生母は妃倭国香媛ともいわれています。
桃太郎は皇子様だったんですね。

私が小学生の頃、放課後の図書室で『岡山の歴史』という本をいつも読んでいまして、
この「温羅」の話を読んではいつもワクワクしていました。

この神社が厄祓いの神社かどうかは実は私にとって大した問題ではなく、何かこういった土着の歴史や多くの
御霊が助けてくれそうな気がしたのと、なにより小学校の思い出からのことなのです。

そして、昨年は無事に過ごすことができました。
・・・と、いいながら、今回は破魔矢は買ったのですが、撮影の方ばかりに気を取られ、お賽銭を投げるだけ投げて拝むのを忘れてしまいました。。。


こちらが「鳴釜神事」を行う、「御釜殿」へつづく回廊。
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とても長い回廊でとても好きな空間です。

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そんな感じで、今年の厄除けも無事に?終わった一日でした。


たまにこういった岡山の観光案内も交えながら、このブログを進めさせていただきます。

岡山にお越しの際は是非とも足を運ばれてみてください。

    
それでは、また次回をお楽しみに。


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※吉備津神社
 所在地 岡山県岡山市北区吉備津931
 主祭神 大吉備津彦命
 社格等 式内社・備中国一宮・旧感幣中社・別表神社
 創建  不明
 例祭  5月第2日曜・10月19日
by isshinnh | 2012-02-10 16:01 | 観光

「芋羊羹」

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こんにちは。
雪のすごい日々がつづきましたね。
こちら、岡山県の田舎でも雪がすごかったです。
みなさん、何事もなかったでしょうか?


と、いうことで本日は、ただいまの人気商品、「芋羊羹」をご紹介したいと思います。

こちらが原材料の薩摩芋の生産者の西田さんの畑の一部。
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御年91歳の元気なおじいちゃんで、ご覧の通り山の上で農業をされていて、
薩摩芋といえば「西田さん」というくらい、絶品の薩摩芋を作られています。

その秘訣は土の要素も大きいですが、自家製の「むろ」でじっくり寝かせ熟成させていることも大きいでしょう。
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こちらがその「むろ」
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中は浅い井戸のようになって籾殻の中に薩摩芋を寝かせています。
う~ん、とても勉強になります!

その薩摩芋をうちは使わせていただいています。
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では、その「芋羊羹」をつくる風景をダイジェストでご紹介。
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「芋羊羹」は「母」が毎日作っています。
(ちなみに「息子」の私もレシピを伝授されていまして作れます)

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芋は皮を剥き、ザクザクと後で潰しやすく切り、水にさらして変色を止めます。
蒸し器に入れ、串が「スッと」通るまで蒸し上げます。

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秘密のレシピの液体と芋を合せて、力技!で芋を潰していきます!
うちは粗越しなので、とにかくパワーです!!

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一通り潰し終えたら、角面器に流しこみ、表面を滑らかに慣らします。
そして荒熱を取り、一晩寝かして、完成!!

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盛りつけてみました。綺麗です。
芋の本来の味を活かした味わい深い一品です。

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こちらは私の作った試作品。
黒豆の羊羹に芋羊羹を加えた一品。
これは黒豆の風味と芋の甘みがマッチして大変美味でした。
商品化はこれから更に練り上げてから。

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こちらは試作品その2。
「芋羊羹に歯ごたえがあったらいいよね」
ということで黒豆をいれたもの。
黒豆はぼそぼそして、ちょっと失敗でした。

せっかくの大変美味しい薩摩芋。
試行錯誤の日々が続きます。



と、いうかんじの第二回。


いかがでしたでしょうか?


それでは、また次回をお楽しみに!

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※こちらの「芋羊羹」は保存の関係で通販ができません。
  遠方のお客様には誠に申し訳ございません。
by isshinnh | 2012-02-04 00:01 | 商品